東北産の私が関西に馴染むまで

2017年結婚に伴い岩手から兵庫に越してきたばかりの三十路が関西に馴染むまで。

関東でのお葬式

 

お葬式で神奈川へ。

 

 

 

地元岩手以外でのお葬式に参列したことが無かったので、

へーなるほどーと思うことがいくつか。メモに残しておこうと思います。

 

・お通夜→葬儀→火葬

 

この順番。

 

私の地元では、

・お通夜→火葬→葬儀

の順番で行います。(宗教の話は置くとして)

 

今回のお葬式は岩手から参列が大多数。

確かに火葬が最後と言う方が理に適ってる気がするよねと皆で話してました。

 

香典についても。

お通夜、葬儀、どちらも「御霊前」で書いて、

両方に参列する場合はお通夜の時に2つ出してしまうというスタイル。

地元ではお通夜の際、「御悔み」と書いて出すんですが、

これはほんとうに独特らしくて、ググってもヒットしない…地元ならではなんだな。

 

出棺も、隣御近所が出てくることもなければ住宅地ともなればクラクションも無い。

ちょっと寂しいなあと思いました。

地元では特にお知らせしなくても、

出棺の時にはなんとなくの空気を察して、

ご近所の皆さんが出てきてクラクションに合わせて手をあわせているんです。

ご近所付き合いの成せる流れなんだろうなあ。田舎ぽさ。

 

 

 

あとは色々とスムーズな流れ。

 

お通夜の最中弔問客は自分のご焼香が終わり次第会食会場に移り、

食事を済ませてからまた通夜の席に戻る。

 

これも横目で見ながら、へーへーと思いました。

全てが終わるまでは会食に移らないスタイルの地元。

今軽くググってみたらこのスムーズなパターンが一般的として挙げられていました。

 

さらに、火葬。

お別れが済み、火葬炉に送った後待っている間に精進揚げ。

ここも地元では、骨上げが済むまでは精進揚げに至りません。

待っている間は待合室でお菓子やらオードブルしながら待つのみです。

 

なんか…あらためて書き出してみると田舎はとにかく食べてばかりですね…

各所に食べ物が振舞われているので、

肝心の精進揚げに至るまでにはだいぶ満腹だったりしてます。

併せて、葬式を通してお手伝いをして頂いたご近所の方々へ料理お酒等々の振舞いをして一連の流れが終了という感じです。催しがいっぱい。時間もたくさんかける。

 

となると、

都会から田舎の葬式に参列する方が驚くことが多そうですね。

実際、関東出身のお嫁さんが、

初めて岩手の葬式に参列した時「えぇ?…」の連続だったと言ってました。

 

 

冠婚葬祭は本当に土地の色が濃く出ますし、

一個一個体験して覚えて慣れていくしかないのかなあと思います。